革は厚さを調整する必要があるのですが、
革を薄くすることを「漉く(すく)」といいます。
漉く方法は、漉き包丁というものを使うか、皮漉き機という機械を使うかがあります。
皮漉き機は円柱状の丸歯が高速回転するもので、アナログ調整ですが0.1ミリオーダーくらいで厚みの調整ができます。例えば2.2mm厚の四角い革2枚を袋状に縫い合わせる場合、縫う3辺の革端だけ1.1mmまで薄く漉いてやる、ということをします。
丸歯は良く研がれていないと切れないので、回転する砥石が装備されており、切れ味が落ちたなと思うとすぐに研ぎをします。
で、砥石を歯に当てたときがこちらの
写真。
スパークがきれいっ!
大型の線香花火製造マシーンですよ。
周りに燃えるものとかあると本当に危険だなと思うくらい飛びますので、注意しながら実施します。
皮漉き機自体、鉄の塊ってくらい強靭な筐体なのですが、この丸刃の構造が本当によくできてると思う代物です。
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