こんにちは。
Classicカメラストラップはカメラ取り付け部分のベルトも革製のため、
オールレザーのストラップをお探しの方にぴったりの一品です。
Classicと名前がついているのは昔のカメラストラップが細身でできており、
本品は12mm幅というスリムさで実現しています。
さらにカメラ取り付け部のベルトは7.5mm幅まで細くしているので、
強度を得るために革の厚みは2mm以上で制作しています。
この厚さが時々ネックになることがありまして、
今回のお客様の事例に繋がります。
SONY α NEX-C3のストラップ金具は内寸が約12mm×2mm程度とのことで、
デフォルトの革厚だとベルトの厚みがありすぎて、
ぎゅうぎゅうの状態で通すことになると思います。
そこで革厚を1.8mm~1.9mmの間になるように漉(す)くことで対応させて頂きました。
お客様からお写真を頂けましたのでご紹介。
よかった! バッチリ、厚さがぴったりで通りましたね!
お客様にはストラップホールの採寸をして頂いたりとお手数をおかけしましたが、
スムーズに装着できて一安心です!ありがとうございました。
革を薄くすることを「漉く」というのですが、
革漉き機という機械を使ったり、漉き包丁ですこーしずつスライスする感じで薄くしていきます。
0.1mm単位くらいで調整が可能です。
なかなか出来上がった製品の状態から漉くのは難しいのですが、
Classicストラップに関しては漉く部分が露出していて他に邪魔するパーツがないので
漉き対応が可能です。ストラップホールが小さくて薄いものしか入らない場合はご相談下さい。
ちなみに、NEX-C3のストラップ金具の付き方は独特で、
ネックストラップにしたとき、カメラのレンズ面が足元方向を向くようになっていますよね。
ストラップの制作者としてはレザーストラップはカメラとの接続部でのねじれが心配なのですが、
このNEX-C3だとそれが起きる機会が少なくて良いなと感じました。
撮影スタイルとしてはストラップを張った状態でカメラを正面に構えると手振れなく固定できそうです。
しかし、ストラップ金具って本当に色々あるなぁと思います。
統一規格でもあればいいんですけどね。
今回もとても勉強になりました!
さて、最後にClassicカメラストラップは次回作の発売まで受注お休みしています。
当該製品に使っていたイタリアンレザーが入手できなくなったためなのですが、
つやが出はじめたくらいのキャメル色の頃合いが良くて気に入っていたんですよね。
とても残念なのですが、また新しい革との出会いに期待しています。
サンプル品が完成したらご紹介しますので、しばしお待ち下さい!
それではまた。
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