革が雨に濡れると？

こんにちは。

「革って雨に濡れちゃダメ？」と聞かれることがあります。

私の考えとしては、

「雨には濡らさない方がいい！」

です。

オイルをたっぷり含んだイタリア製のオイルレザーでも新しいうちに雨に濡れるとこんな感じで雨粒の跡が残ることがあるんです。

オイルは雨を弾く気がしますが、革が新しいときはちょっと違うんですよね。

使い込んでテカテカしていない新しい表面状態のときは水が浸透してしまいます。

もちろん、雨に平気な革はあります。

防水加工レザーでできた鞄が土屋鞄さんなどでありますし、

顔料やエナメル塗装された革も表面コートされた状態なので撥水性はあると思います。

合成皮革（合皮）もそうですね。（たまに染みるのもありますが）

それ以外の革はやはり判断しにくいので、

雨には濡らさない方が正解！

なんじゃないかなと思うわけです。

でも、突然の雨では仕方ないこともありますよね。

実際、上の写真は突然の雨に濡れた後なので。

そんなもしもの時のためには「撥水スプレー」という手もあります。

以下の過去記事のように実験をしたことがありますので参考まで。

撥水スプレーで注意することは
・オイルレザー、ヌメ革などは色味が濃くなる傾向がある。
・スプレーしすぎるとその箇所に「にじんだ跡」が残る場合がある。
・「薄くスプレーして乾燥」を時間を空けて繰り返すと良い。

です。ですので、ちょっと慣れないと気軽にお薦めするのも難しいなと思ってしまうのです。

帆布のバッグやスニーカー、傘などには撥水スプレーはかなり効果があると思います。

総じて、

防止加工レザーでバッグを作ろうかな…

と思うことがあるのですが、これはまた今後のテーマにしたいと思います！

それではまた。