こんにちは。
四月、新しい生活がスタートした方も多いでしょう。
先月、お祝い用として新しいデザインの名刺入れを制作しました。
型紙など調整して、いずれ新作としてギャラリーにあげたいと思っていますが、
今春は名刺入れやIDカードホルダーのお問い合わせがほとんど無かったです。
コロナで名刺交換の機会も減っているのかな、出社しない場合はIDカードも不要か、
なんて考えたのですが、実際はどうなんでしょうかね。
いずれにしても、みなさん健康に気を付けて、どうぞご安全にお過ごし下さいね。
さて、パスケースの補修のご依頼がありましたのでご紹介します。
色が濃い革は撮影が難しく、この革もハイキーぎみに撮影して明るい色に写っているのですが、
実物はもっと深い焦げ茶色になっており、使い込んだ感じがとてもよいです。
この反対側が定期券などのフィルム窓になっているのですが、
フィルムが切れてしまったのを交換できますかというご依頼でした。
(補修前の写真)
ミレザワークスのアイテムでフィルム窓がついているものは
縫製を解かなければいけない場合もありますが、基本的に交換ができるように設計しています。
フィルム交換とオイル塗布した後が以下の写真です。
うーん、いい感じですね、革らしさ抜群です!
パスケースは常に持ち歩くものなので、傷がつくのは避けられないですが、
このような傷はむしろ持ち主様との軌跡、持ち主様だけのアイテムになっているんだなという
感慨深さがあります。よく「革を育てる」という言い回しがありますが、まさにそれですね。
大切に使って頂き、心より感謝申し上げます!
それではまた。
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