床革とは

こんにちは。


今朝は豪雨でしたが、午前発送しないといけない荷物があり郵便局へ。

荷物は全てビニールに入れて雨濡れから守れましたが、

私はずぶ濡れに。でもいいのです!持込割引があるのとないのでは大違いです。

ゆうパックも値上げをして運送業界は大変な状況は続いており、

自分の足で稼げるのなら背に腹は代えられません、がぶくったとしても(方言)。


さて、表題の「床革」について。


牛革は牛の年齢にもよりますが、皮からなめされて革になった段階で、革厚というのは3~5mmくらいあります。ごっついウォレットなどご覧になったことがある方は革の厚さは

結構ぶ厚いというのをご存じでしょう。

それで、仕立てをする前の段階で、革を「漉く(すく)」処理をし、用途に合わせた厚さに調整します。

財布は薄めで0.8~1.0mm、バッグは1.0~1.5mmくらいが扱いやすい厚さだと思います。

「漉き」処理というのは革を面方向にスライスする処理を言い、漉き専門の業者さんが存在します。

革の銀面(表面)から1.0mmで漉き加工をしてもらう場合、もともと3mmあった革なら革の表面側1.0mm厚と漉いた層側の2.0mm厚の同じ形の革が機械でスライスされます。この裏側の層、つまり床(とこ)側の革を「床革(とこがわ)」と呼びます。

通常、これはきずが多ければ廃棄、いい状態のものは床革としてリサイクルされます。最近ではこれを更に粉にして新たなリサイクルレザーに加工したり芯材(レザーボード)として生まれ変わります。

革は高価で大切なものですので、床革も厚みがあれば納品してもらうことができます。私はこれを以下のような試作品作成に使うことが多いです。



マチなしのフラットバッグ。インスタグラムではサコッシュの試作として「トコッシュ」と命名しようかなと記しましたが、ボツにして眠らせてる間にサコッシュが流行ってしまっていて出遅れたのでした。


でも「トコッシュ」って名前の製品は検索しても出回っていなそうなので、ミレザワークスからトコッシュを製品として出すのもありかなと思っています。ってまたほったらかしてしまいそう…。フラットバッグは良く出回っているので、こういうのがほしいという方がいたら教えて下さい。かわいいですよね?トコッシュ。


それではまた。






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